





美食家たちを魅了してきた伝統の味
「神戸ハイカレー」は、1995年の阪神淡路大震災で閉館した神戸の名門「旧オリエンタルホテル」で、多くの美食家を魅了したビーフカレーです。
その味が途絶えてから約30年の時を経て2023年2月、オリエンタルホテルズ&リゾーツのフラッグシップホテル「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」が伝統の味を未来へと継承すべく、当時のレシピを再現しブッフェで復刻しました。
今では、「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」のレストランでブッフェを中心にシグネチャーメニューとして提供され、多くのお客様に親しまれています。
神戸ハイカレー誕生ストーリー
震災からの復興、そして1960年代の「ハイカラ」文化に後押しされた神戸ハイカレーの誕生

1870年に日本最古級の西洋式ホテルとして神戸旧居留地で創業した旧オリエンタルホテルは、3度の移転を経て、1995年に発生した阪神・淡路大震災の被害でその幕を閉じるまで、国内随一の洋食料理とサービスを堪能できる名門ホテルとして人々に愛されてきました。
多くの人々を魅了してきた伝統の味は、震災と同年に開業した神戸メリケンパークオリエンタルホテルに、旧オリエンタルホテル出身のシェフが初代総料理長として着任することで継承されました。
神戸ハイカレーが誕生した1964年は、新幹線の開通や高速道路の整備などインフラが飛躍的に発展し、人々の暮らしが豊かになり始めたころ。
西洋文化の影響を受けたモダンなライフスタイルが都市部を中心に広がっていきました。

「ハイカラ(High Collar)」とは、もともと西洋風の高い襟の服を着こなす人々を指した言葉でしたが、昭和に入ると上質で洗練されたものを楽しむライフスタイルを象徴する言葉として広まり、開港以来西洋文化を積極的に取り入れてきた神戸は、「ハイカラ」な文化を持つ都市として注目されていました。
そんな時代の影響を受け誕生したのが「神戸ハイカレー」。
西洋風カレーがまだ珍しかった時代に、洗練された味わいで多くの人々を魅了し、今日に至るまでその技と味を守り続けています。
<ハイカレーの由来>
「ハイカレー」の由来は旧オリエンタルホテルで提供されていたカレーが神戸のおしゃれな女性たちの間で広まり、
「ハイカラな神戸マダムが召し上がるカレー」から転じて“ハイカレー”と呼ばれるようになったという逸話が残されています。
「神戸ハイカレー」提供施設について
「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」では、以下ホテルのレストランで「神戸ハイカレー」を提供しております。
- 関東エリア:
オリエンタルホテル 東京ベイ、インターナショナルガーデンホテル成田(5 月 7 日より提供開始)
- 近畿エリア:
神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテルユニバーサル・シティ、なんばオリエンタルホテル、オリエンタルホテル京都六条、オリエンタルホテル広島
- 九州エリア:
オリエンタルホテル福岡 博多ステーション、ホテル オリエンタル エクスプレス 鹿児島天文館(4 月 15 日より提供開始)、ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神(5 月 1 日より
提供開始)
- 沖縄エリア:
オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ、沖縄ハーバービューホテル